
YouTuberの雑な釣り動画でも昨今使われないようなタイトルを書いてしまった。「ヤバい」という言葉は便利だ。「ヤバい」を発明してくれた人、ありがとう。
物忘れの多い人間による備忘録のため、何がヤバかったのか急いで書き残す。酸いも甘いも(?)全部書く。まずは「酸い」部分からだ。なぜならば、かなり酸っぱかったからである。
会場はソウル特別市東部に位置するオリンピックホール。ヤバい。何がヤバいかというと狭い。ありえないくらい狭い。ママムが初めての単独公演を行った場所だ。3,000人しか入らない。おかしい。ママムは今年12周年を迎えた。まだヒット曲も少なかった2016年のコンサートと、Starry NightやHIP・直近のソロではGood Goodbyeなどの大ヒットを経た2026年のコンサートが同じ会場でよいはずがない。そもそも2022年のコンサートMY CONの初日もここだった。「初めての単独公演を行った場所でまたコンサートができて感慨深いです」のくだりはすでに済ませている。今回に関しては入りたい人を全員入れるほうが先だろうと思う。当然のことながら販売開始数分で即完してしまった。韓国のチケットサイトでは一度購入したチケットを払い戻すことができるため、通常は数日経てばキャンセルされた席が販売ページに戻ってくるのだが、今回は何日張り付こうがたったの1席たりとも目視すらできなかった。こんなの初めて。入りたい人の人数とキャパが合ってないんだから当たり前である。もっとデカいとこ押さえとけよ!
そもそもスケジュールがヤバい。何がヤバいかというとすべてが異常なほどギリギリだった。コンサート初日はママムのデビュー記念日である6月19日だ。過去の報道を見てもこの日取りはおそらく前々から決まっていたことだろうと推測されるが、実際に日程と会場が発表されたのは5月10日である。ここまではママムの韓国公演にはありがちなスケジュール感ではあるのだが(それもおかしいが)、ファンクラブ認証開始からチケット発売まで用意された猶予が丸2日。普通に生活してたら見逃すだろ。そしてコンサートの2週間前である6月4日に新曲でカムバックした。1週間しか宣伝活動ができなかった。当たり前だ。2週間後にワールドツアー初日を控えている状態で早朝深夜の過酷な収録を長々と続けていられるわけがない。極めつけにその週はエムカの放送がなかったため新曲「4 Flowers」が音楽番組で披露されたのはたったの3回。おいおい。ちなみにこの4 Flowersが収録されたアルバム「4WARD」は全5曲で構成されているが、この5曲はすべて4 Flowersである。何を言ってるのかわからねーと思うが、気になる方はぜひ各配信サイトにてご確認ください。
次にステージ構成がヤバい。

何がヤバいかというとセンステと花道がない。まあアイドルによってはそういうこともあるでしょうと思う人もいるかもしれないが、これまでのママムのコンサートには毎度当たり前に存在していたのだ。もちろん同会場で行われた初の単独コンサートでも広いセンステと花道が用意されていた。明らかな準備不足である。そしてスタンディングエリアの配置もおかしい。前と後ろで半分に分かれている。チケッティング開始時点で目の前に分厚い人間の壁があるとわかっていて誰が真っ先にそこを狙うというのだろうか。あまりに何もかもおかしいご案内にタイムラインは地獄の様相を呈し、さすがに空気を読んだRBW(所属事務所)は販売直前に声明を出した。皆さまのご要望にお応えしてステージとスタンディングの構成を変更しました!

なんだこれは。うちらの知ってる突出舞台じゃない。これはサブステージだと主張しているが、実際にはメインステージとサブステージに段差があるわけでもなく、ただただでっかいメインステージがそこにあった。意味不明である。一方スタンディングエリアは前後ではなく左右の分割に変更された。これはナイス!と思ったが、真ん中によくわからん凹んだ空間がある。センステと言うには小さすぎる。これはなんですか?正解は後で出てきます。
どんどんいこう。物販がヤバい。何がヤバいか?現地販売しかない。オンライン販売はしないと言い切った。ママムは韓国国内での知名度は言わずもがなだが、日本を含め海外のファンも多く抱えるアイドルだ。会場のキャパシティがたったの3,000しかないので、当然ながら3日間で1公演も入れないファンも多数存在する。あなたは手元にチケットが1枚もない状態で遠方から韓国に足を運べるだろうか?もちろん人によるだろうが、残念ながらチケットが手に入らなかったために韓国行きをキャンセルした世界中のオタクの投稿が私の見える範囲にもたくさん流れてきた。悲しすぎる。しかしそんな状況でも、ツアーグッズの購買を通して少しでもこのお祭りの雰囲気を味わいたいというのがファン心理というものだ。グループとして3年8ヶ月ぶりの新曲を引っ提げたコンサートである。4人揃ったフォトカードを集めたいだろう。メンバーがアンコールで着用したオリジナルTシャツを着たいだろう。なんとRBWはそれを許さない。事務所のグローバル公式通販サイト自体は存在するにもかかわらずオンライン販売を頑なに実施しない。オンライン販売用の在庫を抱えたくないのだろう。守銭奴すぎる。初日の物販ブースは早朝から長蛇の列ができるも早々にsold outが続出し、もはや怒る気力も残っていないオタクたちは全員具合が悪くなっていた。
ところで、私も初日のチケットがなかった。私はどんな公演でも初日を見届けないと気が済まない。伝聞ではなくまずは自分の目で確認したいタイプだ。なので一縷の望みに賭けて当日券を狙った。もちろんRBWは「当日券出るよ/出ないよ」という気の利いた案内はしてくれないので朝7時台にチケットブースに並び始めたが、到着した時点ですでに30人程度の猛者たちが並んでいた。ちなみに開演は20時である。かなり日差しが強くさすがに危険なので荷物を置いて近くの木陰で休みながら待ったが、木陰は木陰で毛虫が降ってきて最悪だった。あまりの暑さに相互がスイカジュースを買ってきてくれた。ありがとうございます……………。スイカジュースで癒された私の身代わりに荷物の中身がアッツアツになり、知り合いの他国のオタクに配ろうとしていたシュガーバターの木がトロトロに溶けた。11時ごろになり、列整理のスタッフがやってきた。無秩序に並んでいた我々を集めて「皆さん、チケットブースが開くのは15時だと知ってますよね?ずっとここにいないで、離れてもいいですから」といった旨をアナウンスしてくれた。これは当日券あるぞ!と期待に沸いたのも束の間、13時ごろにバイトリーダーのような風貌のスタッフがやってきてトゥデイチケットソールドアウト‼️と叫んだ。終わった。汗だくで薄汚れた顔を見合わせてオタクたちは解散した。無慈悲な現実に放心状態でフラフラと向かう先は物販列。疲れたしコンサートにも入れないからグッズはオンラインで注文することにしてホテルに戻って寝よう、などという選択肢はない。そう、ここでしか買えないからである。普段の私はグッズを集めることにそこまで強い思い入れはないのだが、もうここまで来たらやりきるしかない。何か結果を残したい。その一心に突き動かされ、灼熱の直射日光とアスファルトからの照り返しを浴びながらまたひたすら耐えた。今思い返すと変にハイになっていたような気がする。16時、物販ブースオープン。なんとここで小雨が降ってきた。当日の天気予報は夜から雨だったため、ここまではある程度想定内である。しかし5分後、突風が吹き付けた。持ち物をふっ飛ばされよろめきながらも声を掛け合って耐え忍ぶ。10分後、豪雨。夕立のような大粒の雨がオタクたちを襲う。先ほどまで汗で濡れていた顔や腕は雨に洗い流され、傘を差すのが間に合わなかったオタクは一瞬で濡鼠と化していた。前に並んでいるオタクのリュックについているモフモフのマスコットたちがしっとりしていくのを見つめながら、私はここで一体何をしているんだろうと我に返りそうになり、慌てて欲しいグッズのリストアップと金勘定で気を逸らした。この雨が物販開始時刻と被ったことによりオペレーションのリズムが崩れた物販ブースは混乱し始め、私の注文は一部商品が足りない状態で手渡された(幸い翌日に受け取ることができた)。このようにさまざまな試練に阻まれて私の初日は終わった。絶対にネタバレを踏みたくなかったので翌日の終演後までツイッターを禁じることにしたが、3分に1回は手が勝手にアイコンを押してしまい怖すぎて本気でデジタルデトックス合宿(禅寺とかに行くやつ)への参加を検討した。
なお、2日目は当日券が数枚出たらしい。初日に全く出なかったことを知っていながら挑んだ勇者がいたということだ。最大級の賛辞を贈りたい。
ここまでは過酷さという意味でのヤバさを羅列してきた。正直言って筆が止まらなかった。これではネガキャンになりそうだ。念のため書いておくが、この記事がネガキャンになるのだとしたらママムのネガキャンではなく所属事務所であるRBWのネガキャンと捉えてほしい。RBWはこれまでも幾度となく手際の悪さを発揮してママムの足を引っ張ってきたが、「ママムという才能を見出しデビューさせ、数々の素晴らしい曲を生み出した」という一点だけですべてがなんとなく有耶無耶になっているありえない会社である。誰のおかげであんな立派な自社ビルを建てられたと思ってるんだ。いい加減にしろ。
ここからは私が入ることのできた2〜3日目のコンサート本編、つまり「甘い」ほうのヤバさについて書いていこう。本当にヤバかった。なぜならばママムはヤバいからである。「ヤバい」がゲシュってきたところで詳細を綴っていく。
コンサートはデビュー曲「Mr. 曖昧模糊」(通称エメモホ)からスタートする。ヤバい。エメモホはデビュー曲でありながら、数あるタイトル曲の中でもトップレベルに技術を必要とする曲だ。ここ数年の盛んなソロ活動によってさらに磨かれた4人の歌声が畳み掛けられる。クライマックスのソラの絶叫によって早速オリンピックホールの天井がブチ抜かれ、以降夜風を受けながらセットリストが進行する。続いて「Destiny」(通称ウダウン)。ファンの人気が非常に高い曲である。燃える夕陽のようなオレンジ色の照明に照らされて情熱的に踊るママムを見ながらラッタッタタ‼️タッタタ‼️ラタタタ‼️と咆哮する幸せは何物にも代えがたい。次に「No More Drama」。この曲も最高だ。"time is over"という歌詞に合わせて腕時計を指すジェスチャーがあるのだが、4人が笑えるほどカッコつけていて本当に嬉しかった。単独コンサートという、心からママムのことが大好きな人間だけが集まっている活動本拠地とも言えるような場で、我々をさらに心酔させようと本気でかっこよさを見せつけてくれることのありがたさ。そしてここで意外な選曲、「Egotistic」(ノナへ)登場。ヤバい。知名度もあり盛り上がる曲なのでいつも通り終盤に持ってこられることを予想していた。まさかのタイミング。この曲で活動していた当時はまだムム(ママムのファンネーム)ではなかったので、イントロからオリジナルの振付をガッツリ踊っているママムを生で見られたことに大興奮。ウmティヤイヤ‼️ティヤイヤ‼️←楽しい。
メントを挟み、次のセクションへ。「4×4ever」だ!!!!!狂気乱舞。これが本編で聴きたかった。前回ツアー最終日の最後のアンコールがこの曲だったのだが、「4×4ever」は世紀のカッコつけ曲である。熱気に満ちたアンコールで思うがままに踊り歌われるのももちろん捨てがたい良さがあるが、バチギメの「4×4ever」を一度は見てみたかった。叶いました。ありがとう。そのまま「My Star」へ。おかしい。なんだこのセットリストは。飛ばしすぎている。このあたりからファサがゾーンに入り始めた。恍惚の表情でエネルギーを爆発させる姿にこちらもヘッドバンギングで応えたかったが、スタンディングエリアがあまりに狭く前後左右の隙間が5cm以下だったためその場で可能な最大限の動きとして肩を上下させてレスポンスした。肩甲骨がほぐされたところで「Piano Man」。ヤバすぎ。絶叫である。ママムのタイトル曲で私が一番好きな曲だ。レトロで大人っぽい雰囲気と心地よいリズムに軽快なダンス、そしてメンバーの歌唱力が存分に活きるメロディーライン。「Piano Man」はデビュー1年目でリリースされた楽曲で、当時の映像はどれも新人とは思えない貫禄を放っている。しかし、12年という長い時間が経過して円熟した現在のママムのパフォーマンスは当時とはまた種類の違う洗練された魅力で満たされていて、「Piano Man」という楽曲のひとつの完成形を見た気がした。嬉しくて泣いた。涙を拭いながらプンパッパーラ‼️プンパッパーラ‼️プンパッパーラ‼️プン‼️‼️‼️😡を全力で楽しみ、"We are MAMAMOO"のハーモニーの瞬間には幸せすぎて正直ここで終わってもいいかもとすら思った。終わってもいいわけがない。なぜなら次の曲が「Decalcomanie」(デカルコマニ)だからである。ヤバすぎる。もう誰もママムを止められない。何を隠そう、私が2番目に好きなタイトル曲はデカルコマニ。レトロコンセプト大好き人間だ。アイコニックなキックドラムのイントロが流れ、「この曲知ってるよね?」とマイクを客席に向けるファサ。知ってます。自分やりたいです。やらせてください。観客の大合唱が始まる。「今は12時10分前」の怒声には耳が裂けるかと思った。オリンピックホールはもう原型を留めていない。デカルコマニは本当に盛り上がるが、メンバーたちが最も疲れる曲として挙げる曲でもある。メント前最後の力を振り絞って全力で歌い踊るママムに呼応するように熱狂していたムムたちが「MAMAMOO is coming back for you」の掛け声で一斉に涙声になっていてかわいかった。ちなみに私はずっと泣いていた。こんな魅力的なグループと同じ時代を生きられるのがどんなに幸運なことかと噛み締めながら一生懸命に拳を突き上げた。
そんなこんなでやっとメントに入ったが、ムムたちの興奮冷めやらぬギラついた眼差しにメンバーたちが怯えていた。あんたたちのこと好きすぎてごめんね。正直ここでなんの話をしていたか全く覚えていない。「このコンサートを1公演でも多く観なければいけない」という思いで頭がいっぱいだった。
高揚したムードを落ち着かせるように「I Miss You」へ。ママムのバラードといえばこの曲。「I Miss You」のトロの部分はフィインのパート全般だと思う。甘い声と繊細な音程の取り方に改めてうっとりした。本当に歌がうまい。当たり前すぎてここまであまり書いてこなかったが、ママムは本当に歌がうまいグループだ。そして歌声のバランスが本当に良い。パワーボーカルで圧倒するソラ、ソウルフルで個性全開のファサ、バランサーでありながら感性たっぷりのフィイン、低音と高音を見事に操るムンビョル。ソロアーティストとしても活躍する4人が集まったときのインパクトは単純な1+1+1+1=4ではなくて、もっともっと大きい。完全体活動を何年も待ったからこそ、その間にそれぞれが積んできたキャリアが重なり合うことでこれまで以上に相乗効果が増幅しているような気がして、待つのも悪いことばっかりじゃないかもと思ったりした。と感慨に耽っていたところに「Rainy Season」(장마/梅雨)。今回のセトリのびっくり大賞。嬉しすぎる。ママムといえば自尊心やセルフラブのイメージが強いという人も多いだろうが、実はママムは別れの曲もアツい。「Rainy Season」は一方的な別れへの未練を歌った曲で、この曲が収録されたアルバム「RED MOON」のタイトル曲ノナへもまた自分勝手な恋人との決別の曲だ。静かな雨の降る映像を背に切ない表情で歌う4人の姿に胸が苦しくなる。先ほどまで拳を振り上げてブチ上がっていたのが嘘のような沁みっぷりである。これもママムの歌声の妙だ。技術としてのうまさとは別に、ストーリーを聴かせる力がある。現実に辛い別れを味わったかと錯覚してしまうほどしっかりとしんみりさせられて、「Starry Night」(通称ビョルパム)へ。私はビョルパムの掛け声をするたびに少し涙ぐんでしまう。「今日も星のように輝くママム」、掛け声として良すぎませんか。書いているだけでも鼻がツンとする。すでにお気づきかと思うが私は感受性がだいぶ豊かだ。ここでママムは衣装替えのために一旦はけてVCRへ。
VCRはママムのコンサートで毎度お馴染み、メンバーをキャラクター化したアニメーションのコマヨジョンチングドゥル(ちびっ子妖精の仲間たち)である。今回はトロット教室に閉じ込められたコマヨジョンたちが試行錯誤し、なんとか卒業ステージまでこぎつけるという内容だ。明転すると、映像内のラストシーン同様にスパンコールでギラギラの法被を羽織った4人が登場し、トロット風にアレンジされた「Taller Than You」(1cmの自尊心)を披露。ママムお得意のやつが出た。「歌がうますぎる」というボケだ。大仰にこぶしを効かせまくって明らかにふざけているのに歌がうますぎる。ソラ「ドゥユノ〜〜〜↑ワラムセイィィ゙イン〜〜〜〜〜🎶」←ふざけすぎである。そして編曲も天才的だ。マジでずっと聴いていたかった。私は演歌が好きだ。ファサが日本の楽曲を歌う機会があるなら「津軽海峡・冬景色」をリクエストすると以前から決めているのだが、この演出によってプチ「津軽海峡・冬景色」体験が叶ってしまった気分である。絶対に音源化してくれ。と思っていたらこの記事を出し惜しんでいる間に公式YouTubeにコンサート映像が上がってたのでみんな見てください。そして特筆すべきはムンビョルの歌声。ヤバすぎる。まさかのトロット適性。抑揚をつけて力みながら発声するラッパーとしての技術と、ここ数年のソロ活動でさらに磨かれた高音がとんでもない化学反応を起こしていた。生まれつき声が低いため、他のメンバーと同じ音域が出しづらいことを自分でネタにしていたのに。一体どれだけの努力とどれだけの経験を積んだのだろう。随一精力的なソロ活動を見守りながら「また歌がうまくなったなあ」とわかったつもりになっていたけど、私から見えていたのはほんの一部分だったことを今になって知った。めちゃくちゃふざけた曲を通して胸が熱くなってしまい不本意ながら感嘆していると、法被を脱ぎ捨て「Sleep In The Car」が始まった。過密スケジュールの中で眠すぎてテンションがおかしくなった若かりしソラとフィインが「あんたは車で寝てな」と独特なイントネーションで言い合っているのを見た事務所社長が「これ歌にしよ」と言って作った曲だ。変な事務所だよ。製作ストーリーとは裏腹に、大声でがなり立てるラップを中心に構成されたこの曲はかなりかっこいい仕上がりになっている。韓国語が母語でない身としては普通にメロつきそうになるが、ネイティブの人たちにはどう聴こえているんだろうか。ところでこの曲には2人1組になって顔を見合わせる振付があるのだが、ムンビョルとフィインがしっかりと目を合わせて踊っているのに対しソラとファサの目がお互いに遠くを見ていて萌えた。誰が見ても正反対で未だになんとなく気まずそうなソラとファサの組み合わせ(通称リマクライン)が大好きだ。この2人は一見距離が遠いように見えて、熱いエピソードには枚挙に暇がないのである。という話をオタクに滔々と語ったところ、「存在しないケミの話をしている」「何が見えてるんですか?」などとひどい言われようだった。リマクあるもん。ちなみに2週間後の台湾・高雄の公演ではなぜかバッチリ目が合っていて、萌えた。お互いの存在に慣れてきましたか?続いて「AZE GAG」(親父ギャグ)と「Waggy」(通称チェガケヤ)。この手のしょうもない曲たちが人生には必要。特にチェガケヤは犬やハンバーガーに扮して歌うママムの映像が有名だが、そのオマージュなのか各々羽をつけたり耳をつけたりと何かしらの仮装をしていて、でもそのトンマナが全然合ってなくて自由すぎて面白かった。2サビ後の鳴き声パート(ランダムな動物の鳴き声を発するというありえないパート割)でソラが謎に照れまくっていて、何を今更恥ずかしがることがあるのだろうと思った。あなたは何をされていてもかわいいですよ。そんなチェガケヤが終わると中央のモニターが左右に開き、間からアメリカのシアターのようなきらびやかなセットが登場。「New York」が始まった。「New York」といえば前回ツアー「MY CON」でも曲目に入っていたが、肝心の北米公演では尺の都合か突然セトリから落ちてしまい、せっかくの「What's up New York‼️」という歌詞がニューヨークで披露できなかったという切ない思い出がある。今回発表されているニューヨーク公演では落ちませんように………と祈りながらNew York‼️Hands up‼️と叫んだ。続いてこちらも前回から引き続きセトリ入りした「Freakin Shoes」、そして「Baton Touch」。この2曲はファン以上にメンバー本人たちが気に入っているように見える。「Baton Touch」には観客も一緒に踊らされるパートがあるのだが、ワキワキ(だいたいこの単語で伝わるとは思うが腕を畳んで肘を上下させる動き)しているオタクたちを遠目で見ると光る昆虫の群れみたいでかわいかった。少し踊って体温も上がりほっこりしてきたところでメント。ソラが「なぜこのセクションの最後にBaton Touchを選んだのでしょうか?」と意味ありげな一言を残して暗転。そして………………
バーーーーーン‼️2階席からファサが登場‼️(※オリンピックホールはどこからが2階なのか諸説ありますが便宜上スタンディング以外を2階席と呼びます)最新のソロ曲「So Cute」をパフォーマンス。3日目はファサがサビを踊る立ち位置に目線が近かったのでファサの躍動する背筋をしっかりと目に焼き付けた。最近の鍛え方、すごくない?あとどうしたらそんなに背中の皮膚がきれいになるのか教えてほしい。やはり皮膚科‼️金‼️と仰せになるだろうか。そしてソロステージがあるとしたらファサはまず間違いなく「Good Goodbye」を歌うだろうと思っていたので肩透かしを食らった気分だったが、後述する他のメンバーの選曲とのバランスを考えると結果的に明るくヘルシーな雰囲気の「So Cute」が最適だと感じた。いつものことだが、ファサは客席を練り歩いてオタクの膝に座ったり頭を撫で回したりしていた。オタクの安全性を信じすぎていると思う。それに恥じないようにせんとね。靴を脱ぎ捨てて裸足のまま弾けんばかりの笑顔で走り回る姿を見ながら、この人はパブリックイメージとしての「強い女」像を自ら違う形に書き換えたんだな、とぼんやり考えていた。武装した負けん気の女から、健康的で地に足のついた女へ。どちらのファサも素敵で大切で大好きで、そしてこれからの変化も一緒に楽しんでいきたいなと思った。曲の終わり際、ステージに現れたフィインにマイクをバトンタッチ。曲は「The Symphony of Fxxkboys」。クソ男交響曲。有害な関係を断ち切ろうとする人への賛歌だ。ブチアゲである。みんなは推しグルのメンバーが「クソ男交響曲」でカムバックしたことはある?最高の気分ですよ。いつかコンサートで聴きたいとは思ってたけどまさかママムの団体コンで聴けるとは、としみじみしながらふとモニターを見たら普通に中指を立てていて大声出た。フィインちゃま〜。自由、多様性、解放、自分らしさ、このあたりのキーワードがフィインのソロ活動の軸だ。フィインの曲を聴くといつも、この軽やかで力強い歌声に乗って自分も空に羽ばたいていけそうだと思う。ママムのメンバーとして、そして自分の人生においてフィインという人がいてくれることの心強さを改めて感じる。さて、曲の終盤でステージを降りてスタンディングエリアの間の通路を進んできたフィインの目前、つまり先述の謎凹み空間にはムンビョルが待っていた。この場所にはなんと平場以上センステ未満の小さなお立ち台が用意されており、ムンビョルのソロ曲「Hertz」はここから始まる。あまりに低すぎるのでスタンディングの端っこからはブロンドの頭頂部しか見えなかったのだが、やってんな(positive)という雰囲気は感じていた。一言で表すなら「初心」だという本人の言葉の通り、「Hertz」のコンセプトは本格的にソロ活動を開始した2020年の「Eclipse」に近いものがある。「男性アイドルがやるような曲を女性アイドルとしてやってみたい」という思いで製作された「Eclipse」はそこかしこにマニッシュな記号が散りばめられた、いわばムンビョルの中性的なイメージを完全に固めた作品のひとつだ。その系譜を継いで強烈な"イケメン"的エナジーを持つ「Hertz」と本人の持ち味であるキザで伊達男らしいパフォーマンスがぴったりと合い、会場中が「これが見たかったんだ!」という熱気で満たされるのを感じた。喉が潰れそうなほどHertz‼️Hertz‼️Hertz‼️Hertz‼️Hertz‼️と繰り返しながら、観客の心を巧みに掌握して盛り上げるムンビョルの能力の高さに心が震えた。最後はソラにハグしてバトンタッチ。「Blues」だ。ヤバい曲が来た。普段は明るくお茶目でちょっとおっちょこちょいなイメージのあるリーダーのソラだが、この曲になると文字通り目の色が変わる。凄みのある低音からセクシーな囁き、天まで届きそうなハイノート。その小柄な体のどこに貯めているのかと思うほど、ワンフレーズごとに血しぶきのようなエネルギーが迸る。ソラは実際にありえない体力の持ち主で、自他ともに認めるワーカーホリックだ。内にとどめておくことのできないパワーがまるで噴火のように歌声として溢れる。「Blues」を聴くたびに感じるのはいつだって畏怖だ。声量と迫力の凄まじさはかっこいいを通り越して怖い。怖いのに目が離せない。ミュージカルの主演を張るようになってから明らかに厚みを増した歌声が頭蓋骨に響く。ソラがバッキバキの両目でこちらを突き刺すように見る。怖い。怖すぎる。メロメロだ。まったく怖い女ってのは最高である。ソラに投げ捨てられたマイクがキーンと音を立て、ソロステージ4曲が終了した。
四者四様の魅力を見せつけられて余韻に浸っていると再び中央モニターがふたつに分かれ、ファンソングのひとつである「Star Wind Flower Sun」(星風花太陽)が始まった。あの歌い上げの後に声を掠れさせずバラードを歌うのはさすがのソラでも難しいのではと心配しながら見ていたら普通に歌い出しを間違えて笑いが止まらなくなっていて、こちらも力が抜けてリラックスできた。2日目はこの他にも全体的にミスが多く、準備期間の短さが伺えた。ママムの一番の持ち味はライブ感であり、原曲と寸分違わぬ完璧な歌唱を求めているファンは少ないだろう。本人たちも「これがコンサートの醍醐味だから」と弁解していた。しかし、歌って踊ることを生業とする人たちがわざわざ不完全なステージを観客に見せたいわけがない。これは私の想像でしかないが、それぞれ所属事務所も異なる中で(※フィインとファサはすでにRBWを離れている)スケジュールを合わせるのも至難の業だったことだろう。やっとのことで押さえたわずかな時間を使い、少しでも良いステージを目指して練習してくれていたはずだ。もちろんグループ活動自体が数年ぶりのため記憶を呼び起こすところからスタートしていることも一因だろうが、どうせ旗振り役を担っているはずのRBWが全く旗を振れていないんだろうな、と疑いの眼差しを向けてしまう。ママムのオタクはRBWへの期待値が低い。期待値が低いのにいちいちキレてしまう。ママムのことが大好きだからだ。勘弁していただきたい。モヤつきをコンマ1秒で処理し、再びコンサートに集中。「Star Wind Flower Sun」はソラが初めて作詞作曲を手掛けた曲だ。「星 風 花 太陽 そしてあなた」というフレーズがふと浮かんできたという。星はムンビョル、風はフィイン、花はファサ、そして太陽はソラ。私の世界はママムによって形づくられている。どこにいても何をしていても、世界のあらゆる要素がママムを想起させる。同じものが4つ並んでいるだけでも嬉しくなる。オタクだ。でもこれは実はお互い様で、フィインは大根のモチーフを見つけると必ずシェアしてくれる。私たちはいつも一緒にいるのだ。「これはあなただけのための私の歌」という優しい締めくくりにジーンと満たされながら、間髪入れずスタートした「I Love Too」(놓지 않을게 /離さないよ)に耳を傾ける。こちらもコンサート定番のファンソング。私はこの曲の「私よりも私のことをよく知っているあなた」という歌詞が好きだ。オタクはアイドルのことを本当によく見ている。その日何を食べたのか、最近ハマっている曲は何か、メンバーとどんな話をしたのか。本人が全く覚えていないような些細なことでも、教えてくれたことはなんでも記憶している(そのせいで知ったような気になり想像でしかない内面の部分を好き勝手言うオタクもいるのでそれはそれで問題なのだが)。「I Love Too」はその一方通行にも見える「好き」の気持ちを肯定し、大きな慈愛で返してくれる。相思相愛を信じさせてくれる曲だ。ママムは「ごめんね いつも受け取ってばかりで ありがとう そして愛してる」と歌うけれど、むしろ受け取ってばかりなのは私たちで、それに見合う応援を返せているのかと申し訳なく感じることもある。「あなたが笑うと私も嬉しい」「私が望むのは 傷つかないで明るく笑ってくれること」………どう考えてもこちらのセリフである。オタクのアンサーソングとしても感情移入することができる「I Love Too」を通してこれからもママムと手を握り合い、いつまでも永遠に離さないでいたい。
さて、ここで再び転換。さまざまなミニゲームをさせられている4人の映像が流れる。ママムがゲームにマジになって大声で言い争っているところを見るのは本当に最高だ。自分の頭の上に掲げられたカードに何が書いてあるか当てるゲームにて、何を質問しても「そういう考え方もできる」「場合によっては」みたいな回答しか得られないファサがブチギレるシーンで毎回爆笑してしまう。ただし完全に個人の事情なのだが、私はこのコンサートに参加するために毎日深夜まで残業していたうえ、ソウルに着いてからも先述の通り野外での過酷な耐久レースを強いられて目の周りが真っ黒になり韓国語能力が著しく低下していたため、この映像になぜ「リアルロマンス!ママムの『離さないよ』」などというふざけたタイトルが付けられているのかサッパリ理解できなかった。頼りないレポで申し訳ないが、YouTubeで全編公開されることを期待したいと思う。
映像が終わると、ついに新曲「4 Flowers」を披露。前回ツアーにおいての「ILLELLA」がそうだったように、最新曲のパフォーマンスはひときわ歓声が大きい。少し残念だったのは、特に3日目の衣装が黒い合皮にスタッズの付いたイカツい仕様だったためにテイストが合ってなさすぎて面白くなってしまっていたことだ。「花は咲き🎶また花は散り🎶」(黒光り)じゃあないんだよ。しかしこの曲の素晴らしさはもちろんそんなことでは毀損されない。長い間待ち望んでいただけに相当高く上がっていたハードルを「4 Flowers」は悠々と超えてきた。良すぎるあまりRBWの数々の悪行をうっかり許してしまいそうになったことが悔しくて地団駄を踏み絶叫したほどだ。音楽一本で勝負してるカス事務所がよ。多いときは1年に4回もカムバックしていたママムだが、今はグループとしての活動が数年に一度になった。今後生まれる一曲一曲に私たちが重ねる意味はこれからもどんどん重くなっていくだろう。しかしその期待がどんなに大きくなったとしても、ママムは音楽で正面から応えてくれるのだと証明してもらったような気がした。こればっかりはRBWに頭が上がらない部分であり、誠に遺憾である。会場がRBWへの愛憎に満たされる中、続いて「AYA」。2020年、コロナ禍まっただ中にリリースされたアルバム「TRAVEL」の表題曲だ。謎の笛の音から始まる曲はなんぼあってもいいよね。まあどう考えても「4 Flowers」の後にやるような曲ではない(というかラストスパートの曲順が全体的に変だった)のだが、この曲とアルバムにはどうしても思い入れがあり胸が熱くなる。「AYA」の活動当時は音楽番組は無観客、その後出演したイベントも無観客、年末歌謡祭もすべて無観客だった。あの頃から6年、感染症の脅威が消えたわけではないにせよ、当たり前に韓国に渡航しコンサートに足を運べているという今の状況を改めて思い出し、医療従事者の皆さんや航空・保安・イミグレ関係にお勤めの皆さんをはじめ日常を取り戻すために尽力してくれたすべての人々に感謝した。それにしてもこの曲、いつ見ても振付が良い。威圧感という言葉を動きにして詰め込んだような振付だ。ファサのブリブリさもすごいが、ソラのガンギマり方もすごい。自分の持ち場ここで大丈夫ですか?と所在なさげな顔をしていた黒光り合皮衣装がここぞとばかりに輝いていた。正直言って今振り返ると生まれたてのバブちゃんかと思うような若さだが、K-POPの新陳代謝的にはすっかり中堅〜ベテラン扱いだったデビュー6年目のママム。前作「HIP」の大ヒットを経て大衆から求められるイメージが「強さ」に寄っていく中で、それに応えるために生まれたのが「AYA」の振付だと私は思っている。ちなみにこれもクソ野郎に別れを告げる歌だ。みんな、失恋したときはママムが効くぜ。そしてやっと来た。「ILLELLA」だ。「ILLELLA」を知っているか。この曲はヤバいんだ。もともとドラマティックな展開が魅力的な曲だが、ここにアレンジと生バンドの演奏が加わるとその威勢の良さにさらに拍車がかかる。なんというか、御輿を担いでいる気分になる。「コンサート映え」とでも言えばよいのだろうか。ここまで書いていなかったが今回の公演は生バンドだった。素晴らしい演奏を本当にありがとうございます。「ILLELLA」のダンスブレイクには何種かのパターンがありどれが来てもブチ上がり必至なのだが、なんと今回は新しい振付が用意されていた。汗を飛び散らせながら情熱的に踊る4人を前に、ここまで約30曲ものパフォーマンスをこなしてなぜまだこんなにも力が残っているのかと驚きながら歓声をもって全力で応えた。イリャ‼️さて、ここまで読んでくださった方の中には「ママムといえばあの曲じゃないのか?」と焦れったく思われた方もいるだろう。大変お待たせしました。それではお聴きください、ママムで「HIP」。1万字以上にわたってこの記事を書いてきてなんだが、この曲に言葉はいらないだろう。実は発売から6年半が経っているのだが、そのクールなかっこよさは全く色褪せない。尋常ではない盛り上がりを全身で感じながら、直感的にこれが本編の締めくくりだと思い最後の力を振り絞って叫んだ。ちなみに全然締めくくりではなかった。体力がヤバすぎるだろう。見ているだけで大汗をかいて疲労困憊だ。それでもママムは待ってくれず、あの伝説のラップパートがやってくる。「鼻水のついたTシャツ はみ出したリップ(パンティー) べたついた髪 私がやればHIP」だ。改めて見るとなんなんだこの歌詞は。下品すぎる。しかし下品で何が悪いのか。見た目が整っていなくても私は私だ。どこにいたって輝ける。足を引っ張ろうとする他人の言うことは気にせず、世界で唯一無二の自分の価値を忘れるな。………こんなメッセージを爆音で聞かされて最後にドカンと花火を打ち上げられてみな。飛ぶぞ。もうママムから離れることなんかできません。私はいわゆるHIP出の新規で、MVに映るファサの堂々たる姿に釘付けになってから転がり落ちるようにムムになった。あの頃からすっかり時間が経って、ママムと一緒に年齢を重ねて、ファサは当時より短い髪とナチュラルなメイクで太い歌声を響かせていて。「HIP」のメッセージは永遠だ。姿が変わってもあなたという存在は変わらず尊い。「私についてきな」と差し伸べられた4人の手を取ることができて本当によかったと思いながら、汗なのか涙なのかわからない汁にまみれた顔を拭った。
やりきった………と達成感を味わっていると、メントが始まった。そう、このコンサートはまだ終わらない。なんか長くないか。そう思いながらも、「時間が本当に早く過ぎまして………」という言葉が聞こえるやいなや口から勝手にブーイングが出る。2日目はスタンディング後方だったためかなり体がきつく、正直一刻も早く終わってほしかった。しかしいざ終わると言われるとそれは困る。まだまだ聴きたい曲がたくさんある。メンバーたちがエンディングに向かおうとするたび大音量のブーイングが止まらず、しまいにはフィインが「でも終わりと言って本当は終わりじゃないのみんな知ってるじゃないですか😄」と言い始めて笑ってしまった。そうだね。ママムといえば終わらないアンコールだ。アンコで何を歌うのか期待して待つことにして、まずは本編終了まで突き進む。
まずは「Dingga」。こちらも「TRAVEL」に収録された曲で、ダブルタイトルの「AYA」とは対照的にポップでノリの良い曲調が楽しい。しかし明るいメロディーに乗せて歌われるのは、「いつからか社会との距離が遠い」「この夏がすっかり過ぎ去って冷たい汗が出る」「もったいないよ delivery fee」「ドラマばかり見てドライブは行けない」………そう、これはコロナ禍の息苦しさを歌った曲だ。ママムは2014年にデビューし、2021年に魔の7年目を迎えた。2019年の「HIP」大ヒットを受け、翌年のコーチェラへの出演が内定していたという。2020年はグループとして世界的人気絶頂期を過ごしながらソロ活動を充実させていく予定だったと思われる(実際4人は2020〜21年にかけて次々にソロアルバムを発売した)。再契約に関する協議はそれらがすべてうまくいった先で行われるはずだったのだろう。しかし、その計画はコロナ禍によってあっけなく頓挫した。この先ママムが、というかK-POPが、というかこの世のエンタメ産業全体が一体どうなってしまうのかという不安を、私たちファンの何十倍も何百倍もメンバーたち自身が重く抱えていたことだろう。そんな状況の中で先行発売された「Dingga」は、鬱屈とした空気を悲観も笑い飛ばしもせず、「しんどいよね、一杯やろうよ、アイスクリーム食べに行かない?一緒に遊ぼう」とただ寄り添ってくれた希望の光だった。どんな思いをもって笑顔でこの歌を届けてくれたのかを想像すると、ママムのアイドルとしての凄みをさらに強く感じて恐れ入る。そして有観客の公演でこの歌が流れるたびに、あのころ私たちが喉から手が出るほど欲しかった状況だ!と新鮮に嬉しくなる。あまりに思い入れが強すぎて長くなってしまったが、つまり「Dingga」は本当に眩しい曲なのだ。ちょっとエモーショナルな話が続いたのでここで俗っぽい話をすると、2番に入ってすぐのフィインのパートで4人がクネクネする振付があるのだが、ほぼ喘ぎ声みたいな黄色い声がそこかしこで上がりまくっていてかなりキモかった(positive)。そして曲が進み、「Make some noise‼️‼️‼️」というムンビョルの一声でいきなりEDMが始まった。え?そんなことある?緑色のレーザーがビカビカに光り始めた。なにこの状況。驚いている間に客席に降りだすメンバーたち。まっすぐに前を睨んだソラが真横を闊歩していった。客降りがDIVAすぎるだろ。すぐ近くをメンバーが通るかもしれない緊張感とDingga EDM ver.を全身で感じて盛り上がりたい気持ちが戦い、結局その場で腕を上げてジャンプしながら両目は通路に釘付けというかなり気色悪い状態になった。私は生まれつき注意散漫で気が散りやすいタイプだ。たとえ後で忘れてしまったとしても、その一瞬に集中することを優先してポンカも極力しないようにしている。掛け声さえ、心ここにあらずになってしまうことを恐れてしないこともある。なのでこのようにマルチタスクを求められると困る。好きなアイドルが接近する可能性がある場合、どうしてもそちらに意識が向いてしまうのがオタクの性だからだ。今後Dingga EDM ver.がセトリ入りする場合は飛び跳ねるというシングルタスクのみで楽しめる演出をどうかお願いしたい。とかなんとかモニョモニョ言っている間にママムがステージに戻ってきた。この陣形はまさか…………「gogobebe」(ゴゴべべ)だ!!!!!マジで!?この期に及んで!?ヤバすぎる。さっきからずっと「これが最後の曲か?」と構えているのにまだやるらしい。そしてこれも最後の曲ではない。ゴゴべべは「HIP」の前作で、ムムになってからこの曲の存在を知った私はなぜこのタイミングでママムを知らなかったのかと強く自分を責めた。ほどよくおしゃれでほどよくセクシーな、当時のママムの個性が詰まった大好きな曲だ。先ほど集中力を維持するためにあえて掛け声を避けることもあると書いたが、この曲は例外である。特にサビの部分はめちゃくちゃ忙しいのだが、その分達成感もひとしおだ。掛け声というよりもむしろ曲の中にムム用のパートがあるような、メンバーと歌割を共有して一緒に歌っているような感覚になる。ファサのドスの効いた声、ムンビョルのがなり、フィインのエッジボイス、ソラの力強い声、そしてムムの絶叫が合体して「gogobebe」が完成する。めちゃくちゃ楽しい。これもまあ神輿曲と呼んで差し支えないだろう。また私がこの曲の見どころだと思っているもうひとつの部分が、長い髪の先を掴んで頭の上に掲げる色っぽい振付だ。これは全員がロングヘアである前提で振り付けられた動きなので、タイミングによってはショートヘアだったり引っ詰め髪をしていたりして毛先を持ち上げることができないためにエアでこの振付をこなすメンバーがいる。今回はファサがそうだった。「gogobebe」はコンサートやイベント出演時の定番曲で、過去の映像を見るとさまざまな組み合わせ(ムンビョル:短髪、フィイン:お団子ヘアなど)で同じ状況が発生している。それがなぜだか嬉しい。うまく伝わるかわからないが、当初想定されていたものではないヘアスタイルでこの曲を歌い踊ったステージがいくつも存在すること自体が、ママムがひとつひとつ着実に積み重ねてきたキャリアを表しているように、ママムが"続いている"ことの証左であるように感じて嬉しいのだと思う。さあ、やっとのことで次が正真正銘本編最後の曲である。長かった。なお信じられないことだが、これはあくまで本編最後であってここからアンコールが続くので、万が一まだまだ読み足りないという方がいればご安心いただきたい。大トリは「Wind Flower」。コンサート用にアレンジされたDramatic ver.である。もちろんファンもみなこの曲がお気に入りだが、メンバーたちはもっともっとこの曲が大好きで、深い思い入れを持っている。きっと今回のコンサートもこの曲で終わろうと誰かが提案したのだろう。「Wind Flower」は別れた恋人への未練と後悔、そしてそれが時間とともに癒されていくことにも感じる切なさを歌った曲だ。また別れの歌が出た。燃え上がる恋だけではなく辛い離別について歌うことができる(そしてその曲数がやたら多い)というのも歌手としての能力の高さを表していると思う。降り注ぐ紙吹雪の中、観客はみなこのコンサートはまもなく終演するとわかっている。それでも残り少ない時間を全力で楽しむ。今は別れが惜しくても、またいつか集まって花が咲くから。バラバラになっても根っこはひとつだから。「4 Flowers」のメッセージ、活動頻度の低いグループのオタクの心に沁みすぎるだろ。そうしてコンサート「4WARD」は幕を閉じた。
長いって。疲れた。もう終わらせてほしい。帰りたくない。あと100曲聴きたい。心がふたつある〜。疲労困憊で放心していると、すぐに「Girl Crush」のインストバージョンが流れ始めた。最近はアンコール開始までオタクのカラオケタイムやダンスタイムで間を保たせるグループが多く、ママムも今回はそれを採用したようだ。声を枯らして呼び続けるのもコンサートの醍醐味ではあるが、頑張りすぎて出てきてくれた嬉しさよりもしんどさが勝ってしまうため、この時間の使い方はありがたい。3日目はしっかりトイレに行かせていただいた。カラオケタイム2曲目は「L.I.E.C」。アンコールで歌うだろうと楽しみにしていたのでこちらに入ってしまい少し残念だったが、口ずさんでいるうちに「これ、ママムがいなくても全然楽しめるな」と気づいた。語弊がありすぎるのでちゃんと説明させてほしい。この曲は前回のワールドツアーに先駆けて振り付きの応援法が公開され、ママム完全体のコンサートに行くのが初めてだった私はそれはそれは一生懸命に練習した。練習しすぎて、なんかもうそういう競技みたいになってしまっていた。その当時の記憶が筋肉にしっかりと刻まれているため、目の前にママムがいなくても体が勝手に動いて十分ブチ上がれるのである。お得だ。とはいえママムの曲はどれもライブでこそ本領を発揮すると思うので、ぜひ次回のツアーでまたセトリ入りしていただきたい。
さて、ついにアンコールの時間。「You're the Best」(넌 is 뭔들 /あなたは最高)のイントロとともに、4人はなんとバクステから現れた。センステないのにバクステあるんかい!!!!!と思ったのも束の間、登場して1分も経たないうちにそれぞれ客席通路に降り、その後二度と使われなかった。バクステないんかい。よく見えなかったので詳細は不明だが、おそらく長時間のダンスに耐えるような構造と広さのステージではなかったのだろう。しかし初日のスタンド中央1列目にいた人はいきなり目の前にママムの頭が生えてきてびっくりしただろうな。そしてこの曲、ノリが良くて楽しいのだが、ふと「Hey そこの笑顔がかわいい男」「私を狂わせる男」「考えがかっこいい男」などと口ずさんでいる自分を客観視し、日常とのあまりの乖離にギョッとする時間が毎回ある。愛しい男の存在が歌詞に登場していた時代がママムにもあるのです。余談だが、先日ぼんやりYouTubeを眺めていたら「You're the Best」活動当時の音楽番組の映像が流れてきた。初々しい笑顔で溌剌と歌い踊る4人の姿を見て、キャリアを重ねた今のママムにしかできないことはもちろんたくさんあるが、新人のころにしか出せないオーラというのも確実にあるよな〜と思ったりした。ここからは日程によりラインナップが異なるので順番に。2日目のアンコール2曲目は「Words Don't Come Easy」(通称ウリキリ)。ママム屈指のエロがり曲だ。幸いそのようなシチュエーションはまだ経験していないが、親と一緒にいるときにこれを目の前で歌われたらだいぶ気まずいと思う。せっかくツアーTシャツをアンコールらしくカジュアルに着こなした4人がその上から仰々しく白シャツを羽織りだし、意味がわからなさすぎて爆笑。しかもその白シャツが無駄に厚手でビシッとしていたため本当によくわからない状況になっていた。洋服の青山で買ってきた?もっとシアーで透けてるやつとかなかったんかい。そしてそのありえない着こなしでクネクネするママムを見てオタクは大喘ぎ。バカばっかりだ(positive)。ママムのコンサートでは、4人の歌唱力や表現力に酔いしれたり面白いトークを楽しんだりするのと同列と言ってもいいレベルの結構な尺が「クネクネするママムにキャーキャー言う」という謎の時間に割かれている。そういう芸である。ありがたいことです。エロがりの詳細ばかり掘り下げてしまったので一応補足しておくとウリキリはめちゃくちゃおしゃれで素敵な曲なのでもし知らないという人がいたらぜひ聴いてみてほしい。続いて「Woo Hoo」(期待してもいい日)。ええ曲!聴いているだけで心が軽くなって踊りだしたくなる。どのメンバーも今の歌唱スタイルとは違う初々しい歌い方を少しだけ照れくさそうに再現しながら歌ってくれて嬉しかった。私はママムの全作品の中で「Woo Hoo」のMVが一番好きだ。ワンカットで撮影されている映像の中で入れ代わり立ち代わりカメラの前に立ってコミカルに動き回りながら笑顔を振りまくママムがまさにビーグルそのものでかわいい。この曲を聴くたびにMVの中のママムが脳内を駆け回っていく。ちょっとしたセラピーだ。また、この曲といえば終盤のフィインのホイッスルボイス。基本的に生で歌われることはないが、私の知る限り1回だけ、おそらく本人のアドリブで歌われたことがある。いつかまた気が向いたときに歌ってくれないだろうか。そしてついに来てしまった、「Um Oh Ah Yeh」。アンコール定番の、というか必ず最後に歌う曲である。前回のツアーでこの曲を聴いたとき、白い紙吹雪が舞う上空を見上げながら「天国ってこんな感じなのかもしれない。それなら、行きたい。」と本気で思ってしまいしばらく戻ってこられなくなった。多幸感がヤバすぎるため、私にとってはちょっと危険な曲だ。この曲も冷静に聴くと「恋焦がれた男が実は女だった」という2026年の常識では到底考えられない内容なのだが、自分が韓国語ネイティブではないからなのか、それともあらゆるエモーショナルな記憶が積み重なりすぎて耳に入らないのか、とにかく幸せと寂しさがぐちゃぐちゃに交差して、この光景を目に焼き付けようと必死になって、結果的に歌詞はどうでもよくなる。オタクはみんなだいたいそんな感じでこの曲を聴いていると思う。知らんけどね。それはさておき、だいたいこの曲の最後にバンドメンバーとダンサーの紹介をするのだが、今回はダンサーの人数が多かったので群舞に大変見応えがあった。ひとりずつ名前を呼ばれ、「Um Oh Ah Yeh」のメロディに合わせて全力でオリジナルの振付を踊る。メンバーも笑顔で手を叩いて盛り上げる。どのアイドルのコンサートに行くときもこの時間が結構好きだ。いつもステージを彩ってくださってありがとうございます。というわけで2日目のアンコールはこれで終わりかと思われたが、あまりにもオタクがごねるので最後に「Yes I Am」(私といえば)を歌ってくれた。「私といえば自信のある女 私といえば雰囲気のある女 自信があるなら私についてきてもいいよ ついてきて ついてきて Follow me」←おいおい。なんなんだこの歌詞は。良すぎるだろう。この曲はママムが女性アイドルのステレオタイプからズレていることを逆手に取り、それを魅力として打ち出す形で書かれた曲だ。メンバーの身体的特徴を歌詞に取り入れているので聴き手としてはヒヤッとするところが多々ありながらも、この曲によってどれだけ多くの人が勇気づけられただろうと思いを馳せてしまう。私自身も金魚のフンのようにママムにくっついてマネして、人と違うことを怖がらないこと、自信たっぷりに振る舞うことを少しずつ身につけてきた。ひょうきんな動きを繰り出しながら笑顔を弾けさせる4人の姿を遠くに眺め、これからも変な服を着てデカい声で物を言う変な奴としての鍛錬を積んでいこうと思った。
ここまでで2日目は終了。続いて3日目だが、アンコール2曲目にまさかの「High Tension」。曲名だけ見るとタオルを振り回しそうな雰囲気もあるが、こちら、エロがり曲である。また!?ムンビョルが各メンバーにネットリ絡みに行くのをヒューヒュー言いながら眺めた。アンコールのラインナップを考えるにあたり、最低1曲はエロがりを奏でなければいけないと発言した人間がグループ内に確実にいる。アンコールって普通もっとワイワイ盛り上がるような曲を入れるんじゃないのかと思ったが、まあ、盛り上がってるといえば盛り上がってるか……………。そして3曲目は「Love Lane」、これがここに入ってくるのは意外だった。ここまで振り返ってみると、全体的にけっこう昔の曲が多い気がする。ここ4年で新曲が1曲しか出ていないので全部がそれなりに古いのだがそういう話ではなく、特にデビュー〜4S4Cプロジェクト前までの曲がたくさん入っているという意味だ。個人的に「Love Lane」はフィインの歌声が輝く曲だと思う。Aメロの語りかけるようなメロディラインと、サビのスキップしているように弾むリズムが、フィインの声によく合っていてとても心地よかった。リラックスしすぎてうっかり寝る体勢に入りそうになったほどだ。寝不足でフィインの歌を聴くと危ない。以前忙しくてアルバムをほとんど聴けていないままフィインのソロコンサートに向かうことになり、ソウルまでの飛行機の中で予習しようとイヤホンをつけて再生したのだが、次に気づいたときにはすでに仁川国際空港に到着していたことがある。歌声による睡眠導入がうますぎる。そういう商売をしようと思えば余裕でできるんじゃないのか。続けて4曲目に「Um Oh Ah Yeh」を歌いすっかり大団円の空気になっているメンバーたちをよそに、迫真の表情でさらなるアンコールを求めるオタクたち。当たり前である。待って待って待って待ってやっとの思いで得られた団体コンサートなのだ。簡単に帰せるわけがない。というわけでママムの皆さんにはお疲れのところ悪いが「Better」を歌ってもらった。確かに大変お疲れだったはずなのだが、歌がうまくて新鮮にびっくりしてしまった。爽やかで切ないメロディがダイレクトに心に響いてくる。ママムのコンサートってダブルアンコ中でもまだ歌のうまさで驚けるんだ。まだまだこの歌声を聴いていたいのにもうダブルアンコなのかよ!チクショー!終わるなー!という思いが届いたのか、本当に終わらなかった。ウリキリが始まった。待って。私たちってウリキリさえやれば満足してスッと帰ると思われてますか?一刻も早くコイツらを黙らせようと言わんばかりに過剰にエロがるママムで歯茎がカピカピになった。何回見てもTシャツでやる曲じゃないし。ちなみに終演後のVIP特典イベントの時間を確保するため曲数が削られまくった高雄公演でも謎にウリキリが追加されていた。正直ウリキリやる時間あったらMy Starをセトリ落ちさせるなと言いたいところだが(怒られます)、ウリキリはウリキリで捨てがたいのも確かだ。どっちも聴きたいに決まってるだろ。何もかもRBWが悪いです。続いてYes I amを歌唱し、最後に選ばれたのは「Travel」。待ってたよ。マジで。大泣き。誇張なく、ソウルにはこの曲を聴きに来たまであった。ママムを好きになってから、4人を追いかけてそれまで訪れたことのなかった場所をたくさん旅した。高雄にはもう5回も行った。行きすぎて同僚から台湾に親戚がいるんだと思われていた。パリ、ロンドン、東京、Yeah、シンガポール、andニューヨーク。一緒になって口ずさむと、それぞれの都市の光景が目に浮かんでくる。自分の代わりにこの曲が旅をしてくれているような気持ちで聴いていた2020年から時が経って、今度は私がこの曲を連れて世界を旅する。残念ながら当初計画されていたヨーロッパツアーは白紙になってしまったようで、パリとロンドンにはママムを見に行くという形では足を運べないのだが(このあたりもRBWの見切り発車と金のなさが如実に現れている。最悪です)、いつか円安がマシになったら絶対に連れてってやるからな、Travel。
さて、私は今北米ツアー初日に向けて羽田空港に向かっている最中だ。6月のソウル公演から早2ヶ月、自分でも自分の遅筆さが信じられないが、ガチで仕事がヤバかった。というか今もヤバい。すでに炎上している案件が2つと、少しでも歯車が狂った瞬間に爆発しそうな案件が1つだ。お盆にアメリカ旅行とか言って浮かれている場合ではない。しかもこの円安で物価高、トランプ政権下のアメリカに好き好んで行きたいはずがないのだが、好きなアイドルの持つ力というのはすごいですね。人生に迫力が出てきた。
そしてこれはもともとソウル公演の感想記事という建付けで書いていたはずが、お気づきの通り書いているうちにどんどん熱くなってしまい、私個人の内面にある「この曲を聴くとこういう気持ちになる🎶」をひたすら書き連ねただけの文章になってしまった。とうていコンサートレポとは呼べないような仕上がりだが、これから東京公演(この記事を書き始めた時点では存在しなかった。ありがとう)を含め各地の公演に足を運ぶムムたちにとって今回のセトリを楽しむ道しるべに………なるかどうかはわからないし、今回はコンサートに行く予定のないムムたちにとってもささやかなお裾分けに………なるかどうかもわからない。もしひとつだけでも「わかる〜」「そうなんだ〜」と思っていただけることがあれば嬉しい限りだ。
というわけでこの記事をようやく締めようと思うが、末筆ながら言いたいことがある。この3年8ヶ月でたった1曲の新曲である「4 Flowers」の扱いが悪すぎないか。5回やってもいいだろ、せっかく5曲あるんだから。入るタイミングも意味がわからない。文脈がない。機微がない。わざわざ1人ずつエレベーターに乗って高層ビルの最上階に集まってくるという大仰な映像を作ったんだからせめてその直後に歌うとか、なんかやりようあるだろ。活動は1週、ペンサは1回、コンサートでも不遇の扱いなんて可哀想でしょうが。不憫な「4 Flowers」、これを読み終わったあなたはぜひストリーミングをお願いします。そしてママムの皆さん、東京公演では3回歌ってください。
最後に、すべての記憶を失くした私のために各日のセットリストをメモしてまとめておいてくれた世界中のムムたちに心から感謝して筆を置きたい。


























